紅色の金剛石

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【持論】日常系アニメに色気要素は必要か?

今期の話題作の一つ「ひなこのーと」。日常系にカテゴリされる本作は今期の「難民枠」とも呼ばれており、日常系ファンを中心に高い支持を得ている。しかし一方、日常系にしてはあまりに露骨な色気要素が物議を醸しており、各所でたびたび議論されている。

ここでは僕なりに、ひなこのーとと従来の日常系作品と色気要素、および水着回についてを比較し、「色気要素は○か×か」かを考えたい。エロ要素、セクシー要素とかにも表現できるが、本記事では色気要素で一本化する。またエロの語は極力省き、「えっちぃ」程度に留める(あまり変わらない)。

※8話放送済みだが、本記事で8話の内容は扱わない。

 

ひなこのーと」7話までを見て

ひなこのーとは放送前まで色気絡みで特別騒がれておらず、むしろ1話放送時は「ごちうさっぽい」という意見が散見していた。1話エンドカードもひなこの腋で、色気といっても特段刺激の強いものではなかった。しかし2話エンドカードにおいて、くいな(愛称:くーちゃん)の口がリアルに描かれており、以後エンドカードは色気路線を推していくことになった。さらに3話ではくいなが腹を出した姿(&ふともも)で刺激を強めていった。しかし本編ではまだ色気が強い描写は限られており、とりあえず「エンドカードが一番えっちぃ」という声が多く聞かれた。なお4話ではゆあが二の腕を触る姿&くいな起床で、これまでで最も健全なエンドカードであった。

ところが5話、突如本編でも色気のマシンガンが襲いかかった。序盤の演劇練習シーンでゆあのブルマからひなこの巨乳強調描写、そして胸囲の格差社会のコンボが決まる。その後もひなこの胸は暴れるばかり、途中より大家さん、黒柳先生も加勢。それだけに留まらず、掃除シーンでは大家さんのサービスカット2連発でトドメの一撃。Aパートだけでこんなにぶっこんで来た。Bパートは少しトーンダウンしたが、わずか10分でこれだけぶっこみ視聴者を(色々な意味で)驚かせた。そしてエンドカードは水着大家さん、本編を凌駕する圧倒的な破壊力を見せつけ「ひなこのーと=シコアニメ」の構図をわずか1話にして完成させてしまった。6話も5話と同等のえっちぃさを維持、そして放送前より騒がれてた7話・水着回は期待を裏切らぬえっちぃさを見せた。ただでさええっちぃ水着回に際どい水着に大家さんのAVじみたポーズ、そしてひなこ&大家さんの胸。オーバーキルである。

ひなこのーとの破壊力の強さには、単に露骨であるだけでなく、エンドカードを代表するように特殊性癖にも幅広くカバーしている点にある。"音速レベルの速球"と"多彩な変化球"を兼ねた、「シコンテンツ」のスーパーエースである。

※なお、ひなこのーとはいわゆる「きらら原作」でない点に注意(原作はKADOKAWAの「コミックキューン」にて連載。萌え4コマ誌であるのはきらら同様。)

 

従来の日常系における「色気要素」と「水着回」

日常系作品の名門、まんがタイムきらら(以下きらら)。これまでアニメ化されたきらら作品は、色っぽさよりも清楚さ、またはギャグ性を重点に置いた作品が比較的多い印象にある。また、主人公の貧乳率が高いのもきらら作品の特徴(例外はごちうさのココアさん)。各要素の"頂点"を挙げるなら、清楚さの「きんモザ」、ギャグ性の「キルミー」、色っぽさの「うらら」、あざとさの「ごちうさ」といった感じか。いや、清楚さならひだまりやけいおんの方が適切か。萌えアニメの"核戦力"、パンチラもほとんどない。ただ唯一の例外にNEW GAME1期がある、と言っても"チラ"より"モロ"の方が圧倒的に多いが。

続いては水着回。きらら原作アニメは大体1作品または1期につき1話くらいは水着回は入れてくる。ただ、ゆゆ式のように2回(3話、最終話)入れてきたり、逆にNEW GAME1期やキルミーなど「水着回がない」というように、この枠にはまらないケースも少なくない。キルミーにもスク水はあったが、一般的な水着回のフォーマットとは大きく異なる。水着回は他の回よりも布地面積が少なくなることから、必然的に色気が強まる(最初から色気強いうらら迷路帖などを除く)。巨乳キャラと貧乳キャラによる胸囲の格差社会や、さりげなく入れる際どいアングルなどの「定番ネタ」はあるものの、ストレートに誘ってくる描写は少ない。これは芳文社からの「強すぎるのはNG」という指示が入っているからだろうか?露骨にやらず、さらっとやるからこそ色気が強まる、という意見は多く、きらら作品における水着回に対し肯定的な意見も多く見かける。

では、きらら以外の作品はどうなのか。百合姫一迅社)原作「ゆるゆり」では櫻子の「おっぱい禁止」ネタが有名だが、基本的に百合要素が先行しており一般的な色気要素とは区別される。一応1期に水着回はあったが、千歳の百合妄想のマシンガンが強烈だったが故に水着シーンが霞んでいる印象。他の非きらら日常系「のんのん」「うまる」などは比較的弱めな部類に入る。きららであろうがなかろうが、特別えっちな日常系は希少である。

 

結局、日常系に色気は必要か?またその線引きは?

きんモザ」「ゆゆ式」が好きな僕としては、正直日常系において"過度の"色気はいらない。さりげない部分に、そういった要素を入れるから良いのであって、露骨にやったりするのは日常系の良さが損なわれているとすら感じている。胸も無駄にでかくする必要もない。とはいえ、やはり水着回は日常系を含む萌えアニメの「通過儀礼」とも化しているので、1話くらいは欲しいかもしれない。

とはいえ、今回のひなこのーと、「日常系にギリギリレベルの色気を持ち込むとどうなるか」という、一種の"実験"を試みたこと、そして日常系作品の方向性に新たな風を吹き込んだことは十分評価したい。勿論日常系はもっとえっちぃくて良いよ!という人の意見もあるし、そこは日常系作者、そしてアニメ化する制作会社側の判断に任せることにする。

 

最後に

ひなこのーと、色気色気と言ったものの「演劇」という大きなテーマがあるのも忘れるべからず。演劇描写自体はオーソドックスだが決してオマケではなく本編にしっかり汲み込んでいる。文化祭での劇を終え「劇団ひととせ」での活動が本格化するが、果たしてどうなるか、楽しみである。

拙い文章ですが、最後まで付き合いいただきありがとうございます。