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紅色の金剛石

サッカー、アニメ、ゲームなどを語るブログ。

【2016秋アニメ】クール総括

少し遅くなりましたが、2016年の秋アニメのクール総括です。今期は単品の考察記事をうpしないので、全作品本記事内に感想・考察を載せています。レガリアは当初単品出すと言ってましたが、こちらに書くことにしました。※ネタバレ注意

 

総括

オリジナルアニメの動向

今期視聴した新作オリジナルアニメは「フリフラ」「イゼッタ」「ガリナン」「まとい」「ユーリ」の5本。※刀剣乱舞もオリジナルに含める場合は6本。

フリフラの超作画、イゼッタの戦争×百合、ガリナンのブラック、まといの家族愛、ユーリのスケート×BLと、どの作品も強烈な個性を放った。

春のように相次いで失速することはなかったものの、どれもやはり目立った不満点があった。またオリジナルアニメ特有のガバガバ脚本が多かったのも気になった。

 

魔法少女ものは豊作も安定感に欠ける

今期は「まほいく」「まとい」「イゼッタ」等、魔法少女ものも豊作だった。ただどれも終始素晴らしい出来だったかというと少々微妙だった印象。まといのように終盤ブーストをかけた作品もあれば、イゼッタのように中盤が一番面白い作品もあったり等、どこかでマイナスポイントが見られ、いずれも覇権を掴むには至らなかった。

※「フリフラ」は魔法少女ものとされることがあるが、本記事では魔法少女ものとは見做さないこととする。

 

その他作品の動向

上記で挙げた作品以外にも「灼熱の卓球娘」「ユーフォ2」等、部活ものを中心に高品質な作品が続いた。 私の視聴した作品がマンガ原作に偏ってたのもアレだが、今期もやはりマンガ原作が強かった印象。そんな中でも「競女!!!!!!!!」は異彩を放った。こういうアニメは1クール1本は欲しい。

 

作品外の出来事

ここから先は制作現場やメディアミックスに関わるお話。

今期も制作の遅れから放送延期が発生、「ろんぐらいだぁす!」「ブレイブウィッチーズ」の2作品が放送延期となった。ブレイブウィッチーズは年内に終わらせることができた*1ものの、ろんぐらいだぁすは10話をもって一旦終了、4年前の「ガルパン」と同じ状況となった。アニメ制作現場の厳しさが改めて浮き彫りになった。なお、それを描いたガーリッシュナンバーは(ry

他、年末には「うどんの国」の前監督が裏事情を暴露した。うどんの国こそ放送の遅れは発生せず、本編もそこそこの出来だったため結果として悪いものにはならなかったが、アニメ業界の「闇」が暴露された観点からはやはり見過ごせない問題といえる。ネット上でも意見が分かれており、一部ではろんぐらいだぁすの延期問題に直結すると主張する人も*2

 

作品別感想・考察・採点

※順番はバラバラです。

刀剣乱舞-花丸-

日常ときどきバトル、といったスタンスを採った本作。刀剣男士は多すぎて結局最後まで覚えられなかったが、各話色々なキャラにスポットライトを当てて飽きさせない工夫ができていたのは良かった。バトルシーンの演出は迫力不足な点もあったが作画は終始崩れることはなかった。

シリーズ構成・ピエール杉浦が前回作「くまみこ」で大炎上したのをきっかけに終盤の失速が懸念されていたが、最終話で特にやらかすこともなく無難に終わった(伏線未回収とか気になる点はあるが)。

EDは各話交代、毎回違う歌い手で本編同様飽きさせない工夫ができていた。キャラを売る作品を中心に、こういった試みはもっと広まるべきと思う。

いわゆる「ufotable版」は今年の夏クール(7月~)放送予定。

 

キャラ・・・★★☆☆☆

内容・・・・★★☆☆☆

作画・・・・★★★★☆

音楽声優・・★★★☆☆

11/20点

 

魔法少女育成計画

年数本はある、ギャップ重視系の魔法少女もの。今期視聴した作品唯一のラノベ原作*3

魔法少女ソーシャルゲームを掛け合わせるアイデアは現代的で良かった。ただ中盤、ラ・ピュセル死亡した辺りからグロ要素ばかり先行してしまい、なおメッセージ性にも乏しかったため、やや出来は悪かった印象。それに加えファヴがただの畜生キャラになってしまったのも残念だった。

しかしキャラデザは個人的には大変好みだった。みんな露出度が高くて大変えっちぃ(アリスやスノーホワイト等はそうでもなかったけど)。彼女たちが戦うシーンだけでも本作を見るモチベになった(変態じみたコメントになって申し訳ない)。

 

キャラ・・・★★★★☆

内容・・・・★★☆☆☆

作画・・・・★★★☆☆

音楽声優・・★★★☆☆

12/20点

 

WWW.WORKING!!

※無印シリーズ未視聴。

好意を抱くが故に激しく当たり時々チョコも出てくる東田×宮越や、金がとにかく絡む進藤×鎌倉、不思議系に手を焼く足立×村主等、各カップリングの特色がはっきりとしておりなお楽しむことができた。しかし時々寒いギャグを挟んでいたのは気になった。

ただ7話辺りになると展開のマンネリ具合で飽きを感じてきた。それでも11話辺りから各カップリングが急進展、キスエンドや告白エンドなどさまざまなシチュエーションが見れてラブコメとしては高い完成度を誇った。

宮越のチョコ食べる→バレンチヌス様が出てくる流れは飽和気味だったものの、終盤に自ら会いに行くためわざと食べたり等変化を見せたのは良かった。何だかんだでこの流れが一番の盛り上がりを感じた。

作画は序盤かなり不安定だったが、作風に慣れてきた中盤以降は気にならなくなった。しかし綺麗とも言い難かった。主題歌はどちらも好き。

 

キャラ・・・★★★★☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★☆☆☆

音楽声優・・★★★☆☆

12/20点

 

ステラのまほう

放送前は同じゲーム制作をテーマとした「NEW GAME!」と比較されがちだった本作だが、終わってみればニューゲームとは違った面白さを見せてくれた。

前半はたまちゃんと先輩たちの人間関係が丁寧に描写された。特に登場人物によって「たまちゃん」と「本田さん」と呼び名が違っており各人物の距離感を端的に表現できていた。ゲーム制作においては前評判の「本格的、専門的」が思っていたよりも薄めだったが、同人誌イベントに関連した描写はかなり深く描き込まれていた。

後半より登場したはーちゃんは、ゆるやかな雰囲気で進んでいた本作に刺激を与えた。たまちゃんとのライバル関係も後半の一つの見どころとなった。また6話のゆみねの「攻めなんです!たまちゃんは!」をきっかけに後半、たまちゃんが「攻め」の感情を見せる所が増えていった。そして10話、はーちゃんや部長にぶつかったり、突然の脱衣をしたり等、たまちゃんの「攻め」がピークに達した。

ただ、シリアスが中途半端すぎたのも個人的にはあまり宜しくなかった(きららフォワード作品並みのシリアスが来ると予想していたのもあるが)。また藤川さんの出番がやや少なめだったのは残念かも。

日常系の恒例ともいえる水着シーンは最終話に持ってきた。ご褒美としては最高のパターン。また胸がまな板なキャラが多かった。ここまでまな板が多いのは「きんモザ」以来か?

作画は終始安定。きららアニメらしく、「かわいさ」は今期覇権クラス。しかし原作絵からかなり改変を加えてしまったのは少々残念(特に祐美音は変態寄りなキャラデザに舵が切れていた印象)。

 

キャラ・・・★★★★☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★★☆

音楽声優・・★★★☆☆

14/20点

 

装神少女まとい

「和風魔法少女」と一捻り加えた魔法少女アニメだったが、中盤辺りまではテンポの悪さや設定の詰めの甘さ(特にクラルス関連)が露呈した。また、ギャップを重視するタイプの魔法少女モノとしては敵キャラのカオスさが不足していたのも気になった(ここに関して終盤まで改善せず)。

しかしまといの母に関する話が出た8話以降、「家族愛」が大きなテーマとして丁寧に描写されていた(最終話の夫婦のイチャイチャぶりがそれを象徴していた)。ただこの描写が途中からポン、と出てきたのが少々残念だったかも。

作画は終始大きく崩れることはなかった。しかし前述のカオス不足が相まってか、バトルシーンの演出が終始あまり宜しくなかった。音響関係に関しても、やはりカオスさは足りなかった。

また本作はゆまちんのOPジャックやメディアミックスの展開手法など、「キャラで売る」側面も見せた(魔法少女モノならよくあるが、ここまで露骨にやるのは珍しいかも)。ただゆまちんが無駄に目立ちすぎていて、まといやクラルスの掘り下げが足りなかった。

内容に関して腑に落ちない部分は多かったが、本作の「やりたいこと」はある程度見えていた。WHITE FOXさんの次回作にも期待したい。

 

キャラ・・・★★☆☆☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★☆☆

音楽声優・・★★☆☆☆

10/20点

 

競女!!!!!!!!

今期で最もイカれたアニメだった。尻技や胸技は馬鹿馬鹿しいながらもちゃんとした説明が入っていたり、養成所や訓練内容もいたって真面目に描かれている。ウケを狙うアニメとしては上質な出来だった。

作画に関しては中盤まで全く崩れなかったが、東西対抗戦以降崩れている所が多々みられた(尻の財宝の作画に注力するが故に崩れたとの説あり?)。

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★☆☆

音楽声優・・★★☆☆☆

11/20点

 

終末のイゼッタ

出だしはやや微妙に感じる部分もあったが、中盤の近代兵器を前にイゼッタの魔力が無双していく展開に痺れた。特に3話でイゼッタがその力を戦線で見せたときは圧巻の一言だった。また6話では魔力の使用に土地の制約があることを利用しゲール兵をだまし討ちする描写は本作の真骨頂ともいえた。

所々に入った休息シーンにおける百合要素も高品質の出来だった。最終話のイゼッタがフィーネに対し決断するシーンはグッと来た。

しかし9話でもう一人の魔女「ゾフィー」が入ったあたりから、本作の勢いが落ちてしまったと感じた。それまでの「近代兵器vs魔女」から「魔女vs魔女」にすり替わってしまったときはガッカリした。春放送の某オリジナルアニメも終盤、悪役キャラを入れて大失速したパターンが思い出させる。

ただ最終話の締め方は素晴らしかった。イゼッタとゾフィーが魔力バトルを仕掛け共に戦死(?)、魔力も消滅というオチは個人的にスッキリしたと感じた。それで戦争が終わらず魔力無しの本来の戦争に戻ったというアフターストーリーも良かった。最後にはイゼッタと思わしき人物の姿を見せるが顔は見せず、考えさせられる終わり方を見せたのも良かった(多分生きているのだろうけど)

作画は高品質、終始崩れなかった。特に2話のイゼッタ飛行シーンは圧巻の出来。音響関係はそこそこ。

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★★☆

音楽声優・・★★★☆☆

13/20点

 

響け!ユーフォニアム2

北宇治高校吹奏楽部が関西大会・全国大会に挑む様子を描いた2期。ただ1期と比べ部外でのエピソードが多かった。

どのエピソードもドロドロしていてかつ丁寧に描けていたが、個人的には特に久美子と姉が吹奏楽を通じ、関係を修復していくエピソードが良かったと感じた。1期以来続いていた険悪な関係、最後は仲直りしてスッキリした。あすか先輩のエピソードも良かった。いつ復帰するのか、という微妙な流れが丁寧に描けていた。また「心の底からどうでもいい」の引用の使い方が上手い。

作画・音響関係は今期トップクラス。5話の演奏シーンは圧巻だったが、えきびるコンクール(7話)も素晴らしかったことも忘れてはならない。12話の全国大会であえて演奏シーンを持ってこなかったのも◎。ユーリはこれをして欲しかったと思うくらい。

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★★★

作画・・・・★★★★☆

音楽声優・・★★★★★

17/20点

 

文豪ストレイドッグス(第2クール、完結。本記事では2nd Seasonのみ扱う)

探偵団vsポートマフィアvsギルドの三つ巴が展開された2nd Season。

序盤は各陣営の衝突とそれに伴う駆け引きがよく描かれいたが、途中からは探偵団とポートマフィアが手を組む王道展開になった。バトルシーンの演出は終始高品質で最後まで熱くさせたが、流れとしては普通で終わってしまった印象が強い。

ただ本作一番の評価ポイントは敦の成長と、未だ所属不明だった鏡花を改心させるところの2点。敦がギルドとの戦いを通じ自身も成長し、また鏡花を守る強い意思も備わったところは熱かった。また鏡花自身も、最終話にポートマフィアと完全に決別した姿も感慨深かった。

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★★☆

音楽声優・・★★★☆☆

13/20点

 

ろんぐらいだぁす!(10話放送済み、11話以降は翌年2月以降放送)

まず、作画に関しては今期ワーストクラス。キャラの作画の崩れは中盤まで頻発。さらに空気椅子やあみの家のデザインが途中で変わったりなど、管理問題も露呈した。スケジュール管理もそうだが、まずは作画関係の改善が求められるであろう。

ただ脚本自体に大きな問題は見られなかった。自転車が大きなテーマになっている以外は「日常系」の雰囲気を出していた。自転車に関する専門知識や用語など、専門性にも一歩踏み出しており、「販促アニメ」として捉えることもできる(ここに関しては、春の「ばくおん!」にかなり近い)。ただあみが自転車買った直後にロードバイクを買う描写は「おっちょこちょいすぎでは?」と疑問付がついた。

11話からは2月放送予定、後日公式から発表がある模様。

放送延期問題に関してはこちらを参照↓

ge4457f-trm.hateblo.jp

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★★☆

作画・・・・★☆☆☆☆

音楽声優・・★★★☆☆

11/20点

 

3月のライオン(第1クール、11話までを扱う)

NHK総合で夜11時に放送という異例の放送体制を採った本作。

前半戦総括でも述べたように、将棋の戦術的要素よりもそれに絡む人間関係や零の苦悩が丁寧に描かれており、将棋に詳しくない私でもそれなりに楽しめた。ただ9話辺りからはそれ以上にテンポの遅さが気になった印象。このままだと厳しいか。

本作もシャフト演出は健在。序盤はそれほど気にならなかったが、中盤以降それが露骨になって食傷気味になったのは頂けなかった。ただニャー将棋のEDは素晴らしい出来。

 

話はそれるが現実でもプロの中学生が登場、先日最年少記録を更新したニュースが話題となった。

mainichi.jp

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★☆☆☆

作画・・・・★★☆☆☆

音楽声優・・★★★☆☆

10/20点

 

灼熱の卓球娘

今期最も熱くさせたであろう作品。萌えアニメのタッチから繰り出される迫力満点の試合シーンに毎回痺れさせた。スポ根展開ではあるが、戦術・技術的描写や、ラバーごとの特性解説など、本格度も高かった。そんな中でも一番印象に残っているのは3話のあがりvsこより戦。エースの座を奪われかけたあがりがこよりとの対戦を通じて認め合う姿は感慨深いものだった。もちろん7~10話のもず山中学戦も、くるりvsこより戦で卓球を通じてくるりの心を開かせたなど熱い描写が多かった。

最終2話は合宿回では風呂など目の保養になるシーンが盛りだくさんだった。最後は大会が始まる所で終わったが、ここに関しては消化不良だったかなと感じている(1クールじゃ厳しかったのは仕方ないけど)。続きは原作を読もう、という感じなのだろうか。

百合要素も上質な出来をみせた。あがり×こより(あがこよ)はもちろんのこと、キルカ×ムネムネのダブルス(8話)、ハナビ×ほくとのエピソード(6話)など癒されたり熱くさせられる描写がたくさん見られた。百合要素以外にもムネムネ先輩がいじられキャラとして定着したり、ほくとが知性派キャラとして所々に解説を入れたり、各キャラが持つ個性を最大限に発揮していたのは評価したい。

作画、演出、BGMに関しても今期屈指の出来だった。特に疾走感溢れるBGMは聞いていて気持ちのいいものだった。ただ現在の所サウンドトラックの発売予定がないのが残念。

OPは本作メインキャストを起用、EDは「Wake Up,Girls!」が担当した。ただ主題歌に関しては特殊な手法を採った。4話にOPとEDを入れ替え、その上OP2番を流し最終回のような演出を見せた他、後半のいくつかのOPには途中に「レイズナー方式(三者三葉方式)*4」を採用したり、「変化」を取り入れた。レイズナー方式に関して特に疑問はないが、4話の方式関してはあまり私の好みではなかったと感じている。

 

キャラ・・・★★★★★

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★★☆

音楽声優・・★★★★★

17/20点

 

ガーリッシュナンバー

個人的に推していた、渡航原案・ディオメディア制作の最新作。

本作がもつ「素材」と、序盤の展開は良かった。「俺ガイル」でも感じた、渡先生特有の毒吐き描写がズバズバ決まっていた。千歳のどす黒い替え歌もいいスパイスになっていた。また「クソアニメ」の制作現場を描く所に関しても(誇張気味だったものの)丁寧に描けていたのは高く評価したい。

ただ、7話辺りからは個人的にもいまいちだったかなと感じている。終盤登場した新人・七海は千歳の心情の変化に一役買ったが、それだけでおわってしまい物足りなさを感じた。また本作の良質な素材も生かしきれない展開も続き、終わり方こそ良かったものの全体を通じ物足りなさを感じた。ただラノベ作家がアニメを通じクソアニメの現状に警鐘を鳴らしたかったというのは伝わった。

主題歌は本編の雰囲気には似合わぬ明るい曲調。しかしそのギャップがその主題歌と本編を印象深くさせた。歌唱力はなかなかのもの。ただ、BGMなどその他音響面は普通だった。

作画は終始綺麗、ディオメディアの前々作「迷家」同様、脚本に難があっても作画には手を抜かなかった。

 

キャラ・・・★★★★☆

内容・・・・★★☆☆☆

作画・・・・★★★☆☆

音楽声優・・★★★★☆

13/20点

 

ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校

ハイキュー!!」の第3期。3期は1クール(10話)丸ごと白鳥沢学園との戦いに使った。

今期の特色すべき点は月島の覚醒。2期の合宿シーン以来の成長が実を結んだ。他、日向の積極的な守備参加や全員シンクロ攻撃等、「総力戦」を最大限に描写出来ていたのは評価したい。

作画関係は今期トップクラス。今期では特に、スパイクを打つ際の粗くなる描写が多く見られ、迫力を出すのに一役買っている。

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★★★

音楽声優・・★★★☆☆

14/20点

 

フリップフラッパーズ

本作の評価は前半と後半で少し分かれた。

まず前半(6話辺りまで)はいわゆる「雰囲気アニメ」だった。作画や演出、BGMなど、「アニメーション」の部分はいいけれど、脚本があまりパッとしなかった印象。ただ毎話全く違ったテーマ・コンセプトを持っており、それだけでも十分楽しむことはできた。

そして後半(7話以降)は徐々に本作の核心に踏み出していくことになり、脚本面でも面白さを見出すことができた。特に11話からの怒涛の伏線回収展開には燃えた。ただ最終話でも回収されなかった伏線はいくつかあり、腑に落ちない部分もあった。しかしアニメーション要素は後半も息切れず、前半同様毎話違うテーマで物語は進んでいった(流石に最終3話は同展開だったが)。最後まで本作の「信念」を貫いたと感じている。

ただ、テーマやコンセプトは毎話違えど、百合要素はほぼすべての回で見いだせた。序盤は「パピココ」がしばらく続いたが、しだいにヤヤカの出番が増加し、「ヤヤココ」要素も増加。終盤にはココナを巡り、ヤヤカとパピカが対立したシーンも見られた。最後はココナのためという共通の目的で共闘した。王道ではあるものの、この展開は非常に燃えた。ただニュニュの掘り下げが足りなかったのは残念。

音響関係(主題歌、BGM)も本作の見どころの一つだった。BGMはどれも上質で、個人的には勝利BGMと最終2話の絶望感MAXのBGMと次回予告BGMが印象に残った。主題歌はどれも覇権クラス、特にEDは今期ナンバーワンの出来だった。

 

キャラ・・・★★★★☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★★☆

音楽声優・・★★★★★

16/20点

 

ユーリ!!! on ICE

物語は非常に速いテンポで進んでいった。特にグランプリシリーズ開幕後(6話~)は怒涛の展開を見せ、7話中6話はスケートシーン主体の回だった。その上目立った休息シーンが10話のみと良くも悪くも「疲れる」展開だった。

勇利とヴィクトルがフィギュアスケートを通じ成長、あるいは「愛」を描くところに関しては非常に丁寧に出来ていた。ただ話を重ねるにつれBL色が強くなっていったところ(特に最終話エキシビションのキスシーン)は個人的にきつかった。

また勇利やヴィクトルら主要キャラ以外の掘り下げが足りなかった。回想シーンを所々に挟め、各人物の舞台裏を描こうとする描写自体は悪くなかったが、それだけで終わってしまい物足りなさを感じた。

作画に関しては今期屈指の出来を誇った。CGは控えめで滑らかさには欠けたものの、手書きでスケートを美しく表現した。前例の少ないジャンルでよくここまでやった。ただ終盤までスケートシーンをカットせず、そのまま回想シーンだけベタ貼りするのはやや食傷気味だった。また主要キャラ以外のキャラの作画がやや崩れ気味だったのは頂けなかった。

主題歌は圧巻の出来、特にOPは今期ナンバーワンの出来。スケートシーンの際の劇伴はどれも高品質。

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★★☆

作画・・・・★★★★☆

音楽声優・・★★★★★

16/20点

 

ブレイブウィッチーズ

※「ストライクウィッチーズ」シリーズ未視聴(4話延期時放映のOVA除く)。

戦う意思はあれど魔法力に難のある、ひかりの成長を描いた本作。10話には502からの脱退を余儀なくされるも、ラストに管野と協力しネウロイを撃破するシーンは激熱だった。またOP含めフェチアングルが多々見られた。本作の醍醐味といえよう。

ただ雁淵姉妹と管野とニパ以外のキャラの掘り下げが足りなかったのは残念。また序盤を中心にCGの質が低かったのも気になった(手描きは特に問題なし)。

EDは全て同じ曲で1話ずつ歌い手を変える手法を採用した。こういった手法はキャラクターの多い作品を中心にもっと広まってもいいと思う。

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★☆☆

音楽声優・・★★★☆☆

12/20点

 

うどんの国の金色毛鞠

シリアス要素がややあったものの、全体的には「癒し系」または「日常系」の雰囲気だった。特にポコが人間との生活を通じて成長していく様子が丁寧に描けていたと感じた、同時に宗太もポコの育児に対する心得を身に付けていく様子もよく描けていた。2016年の作品で例えるなら「ふらいんぐうぃっち」と「甘々と稲妻」を足して2で割った感じの作品だった。

Cパートのガオガオもファンシーな絵柄から繰り出されるメタネタの連続で楽しませてくれた。次回予告は要潤さんを起用、よく分からない所に本気を出している(演技は良かったです)。

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★☆☆

音楽声優・・★★☆☆☆

11/20点

 

ドリフターズ

5話よりリアルタイム視聴。

グロテスクかつ重厚な戦闘描写と、たびたび挟まれるギャグ描写がうまく絡み合っていたと感じている。ただ後半はギャグ描写を挟みすぎてて食傷気味だったとも感じている。

最終回は明智光秀が登場するところで終了、同時に続編の制作が発表された。ただし放送時期は未定(原作勢曰く、ストックが足りないの事)。

 

キャラ・・・★★★★☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★★★

音楽声優・・★★★☆☆

15/20点

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(第3クール、完結)

ジョジョ」4部、3クール・9か月間にわたる戦いに幕を閉じた。

 第3クールは吉良吉影(&父吉廣)と仗助一行の対決がクローズアップされた。吉影との戦いはガバガバな部分もいくつか見られたものの、「ジョジョ」らしいスタンドバトルが拝見できて良かった。

OPは3期が一番好み。そして終盤には吉影のキラークイーン演出や効果音が入ったりジョジョ特有の特殊OPも。

 

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★★☆

作画・・・・★★★★☆

音楽声優・・★★★★☆

15/20点

 

DAYS(第2クール、完結)

第2クールは全国高校サッカー選手権・都予選の準決勝まで描いた。※2期制作決定。2期は同大会決勝がアニメ化される。

主人公・つくしは第1クールことただのへっぽこキャラで終わってしまったが、第2クールでは明らかな心情の変化が見られ、プレー面でもチームの勝利に貢献するなど、「チームの一員」として認められた。ただ高校からサッカーを初め、しかも名門校であそこまで上手くなることはあり得るのだろうか?個人的には疑問が残った。

ただ、第1クールで問題になった作画はあまり改善されなかった。またCGの質、使い方が酷すぎた。そして作画・CGの質の低さ故に、試合の迫力や臨場感が足りなさ過ぎたのは終始気になった。それに対戦相手のユニフォームがダサすぎるのは気のせいだろうか。

 

キャラ・・・★★☆☆☆

内容・・・・★★☆☆☆

作画・・・・★☆☆☆☆

音楽声優・・★★☆☆☆

7/20点

 

レガリア(9月より放送再開)

本来なら「夏アニメ」である本作だが、7月末に発生した放送延期案件により11月にフィニッシュ。※修正後のエピソードは9月~11月放送。休止中、関東圏では「TARI TARI」を挟んだりする等の措置を取った。私は地方民なので見てないが。

ただ内容に関しては、1か月のブランクを置いたとは思えぬ低いクオリティだったと感じている。中盤よりヨハンがユイたちの前に立ちはだかったが、まさか最後までこれを引っ張ってくるとは思わなかった。それが故に全体的に薄い展開で終わってしまった。

メカバトルは全編手描きで行われ、終始迫力抜群の展開だった。作画はメカ関係こそ問題なかったが、後半の人間キャラが不安定だった。百合要素に関してはよく描けており、「萌え×ロボット」の化学反応が上手く効いていた。

こちらの記事も参照。↓

ge4457f-trm.hateblo.jp

 

キャラ・・・★★☆☆☆

内容・・・・★☆☆☆☆

作画・・・・★★★☆☆

音楽声優・・★★★☆☆

9/20点

 

主題歌表彰

主題歌表彰・OP

金賞・・・History MakerDEAN FUJIOKA/ユーリ!!! on ICE

銀賞・・・灼熱スイッチ(雀が原中学卓球部/灼熱の卓球娘

銅賞・・・Bloom(ガーリッシュ ナンバー/ガーリッシュナンバー

OPは大激戦だった。そんな今期の中でも、ユーリのOPが抜きんでた完成度を誇っていた。銀賞に入った灼熱スイッチは5話でEDに回したり、後半で三者三葉方式(レイズナー方式)を採ったり"変化"を見せてきた。銅賞はガリナンOP、本編とは真逆の明るい曲調で個人的に大変気に入っている。

次点はサウンドスケープユーフォニアム2)、Great Daysジョジョ4部)、Serendipityフリップフラッパーズ)。ジョジョに関しては4部で一番の出来だったが、ライバルが強力だったため表彰を逃した。

 

主題歌表彰・ED

金賞・・・FLIP FLAP FLIP FLAP(TO-MAS feat.Chima/フリップフラッパーズ

銀賞・・・VERMILLION(黒崎真音/ドリフターズ

銅賞・・・ヨナカジカル(たまきとゆみね/ステラのまほう

圧倒的な完成度・中毒性を誇ったフリフラEDが金賞。銀賞に入ったドリフターズEDはこちらをOPに回してもいいくらいのカッコよさを見せた。銅賞のヨナカジカルはきららアニメとしては異例のキャラ絵不使用。さらに毎回描画手法が異なっており、強烈な個性を見せた。

次点は LITTLE WING 〜Spirit of LINDBERG〜(ブレイブウィッチーズ)。他クールなら表彰されていたレベルの良曲。

 

その他

ランキングについて

ランキングについては記事が長くなりすぎたのと、作品のランク付けが難しいと判断したため、掲載を見送りさせていただきました。

後日、こちらの記事にて全作品の採点をまとめておきます。↓

ge4457f-trm.hateblo.jp

 

来期アニメに向けて

今期、視聴本数を増やしすぎて学業に影響が出たので、来期は10本ぐらいに留めます。視聴予定作品に関してはこちら参照↓

ge4457f-trm.hateblo.jp

 

【1/9追記】一部文章の加筆・修正・削除。

等々。

*1:大都市の地上波放送のみ。BS11などは年明けに最終話放映。

*2:うどんの国、ろんぐらいだぁす共にシリーズ構成は高橋ナツコ。

*3:ユーフォニアムラノベとして扱わなかった場合。

*4:OPのサビ直前に話のあらすじを入れる手法。1985年放送のアニメ「蒼き流星SPTレイズナー」に由来する。私は同様の手法を採った「三者三葉」から、三者三葉方式と呼んでいる