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紅色の金剛石

サッカー、アニメ、ゲームなどを語るブログ。

【2016春アニメ】ハイスクール・フリート(はいふり)感想・考察

アニメ・漫画・ラノベ

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アニメオリジナル作品「ハイスクール・フリートはいふり」の感想と考察です。

 

総括

放送前、「はいふり」で宣伝されていた本作だが、1話放送終了前に「ハイスクール・フリート」と公開され、いわゆる「日常系詐欺」を狙った本作。事前情報がほとんど出回っていないこと、そして原作がないことから私も「がっこうぐらし!」のようなどんでん返しが来るだろうと予想していたが、タイトルまで変わるのは想定外だった。

序盤のストーリーは、晴風が他艦を撃った誤解を解くために半ばサバイバルの中で船を動かしてきたが、やはり舞台が船に変わっただけであのアニメに似すぎていて、既視感しか感じさせなかった。一応解決されたのはいいが、BGM等の演出を含めもうちょっと危機感出しても良かったのではと感じた。またストーリーから完全に逸した日常回やパートもあり、ストーリーを楽しみたい私にとっては不満しか残らなった。

後半に入ると武蔵らウイルスに感染した戦艦の救助がメインになったが、後半もやはり日常回を入れて、「あれ、武蔵は?」と期待外れな内容の回が多かった。それに、座礁船に乗ってた乗客から猫をもらったり(その後出番はほぼなし)、ウイルスの設定に捻りがないなど内容が雑だった。一方、ストーリーの本題である戦艦に救助する所はそこそこの出来で面白かった。しかし11話でミケが悩む動機の弱さ、12話で晴風を沈めた点に関しては期待外れだった感が否めなかった。

いずれにせよ、物語性の高い作品における「日常回」でストーリーとの絡め方が雑だった。ミケちゃんが「モカちゃんを助ける」ことに関して終始一貫していたのは評価できるが。

またBGMの軽さ、安っぽさが気になった。萌えアニメ色を出したくてシリアスなBGMを避けたかったのだろうが、むしろ違和感しか感じなかった。結局BGM問題は最終話まで解決されることはなかった。

作画に関しても細かな崩れが相次いだ。特にキャラクターの作画が最後まで安定しなかった(「このすば」ほどではないが)。ただ、戦艦CGや射撃・砲撃シーン、いわゆるドンパチ展開は終始高い水準を保てていた。強いて言えば、次回予告でクロムクロのように登場した戦艦や各種乗り物の解説を入れてほしかった(私のように戦艦の知識がない人もいるので)。

 

評価点不満点

  • キャラクター原案は「のんのんびより」のあっと先生。どのキャラもかわいらしく、萌えアニメの最低要件であるキャラの可愛さでは今期屈指だった。
  • 戦艦を動かす上では多数のキャラが必要だが、本作はメインキャラ(≒艦橋要員)を定めており彼女らを中心に回していたのでキャラの多さがさほど気にならなかった(これに関しては「迷家」と比較したのもあるが)。ただ機関科、主計科キャラ等の出番が少なく、半ば「モブ」になってしまっていたのは残念なところ。
  • 前述に関連して、公式サイト上にあるキャラクター設定があまり活かされていなかった(特にモブ扱いされているキャラに対して)。
  • 近年流行りの日常系詐欺アニメだが、本作はCMの露骨な萌え推しもあり、また「がっこうぐらし!」本放送から9か月しか経っていなかったこともあり容易に予想できてしまった。
  • 結局、「ブルーマーメイド」とは何だったのか。ブルーマーメイドの活動を描いたシーンが少なく、本作目玉であるはずの設定に掘り下げが不十分だと感じた。でも最終回後、ミケちゃんたちが成長したと感じさせられたのは良かった。
  • 上記の不満点が多く出ているのに対し、日常回を3~4話も挟む余裕はあったのだろうか。もっとストーリーを濃密にさせて、設定も生かし、日常シーンを少し減らしても問題なかったのではないだろうか。

 

その他

今期アニメオリジナル作品の中では、唯一スタートダッシュに失敗し、今期ワーストの出来になると予想していたが、終盤に盛り上がりを見せ、むしろ今期唯一失速しなかった作品であった。逆にアニメオリジナル特有の課題も多く見つかった。脚本や話構成が良ければ名作になっていたかもしれない。

もし続編などを出し、シリアス路線を打ち出すのであれば、無駄な設定を削いで、ストーリーの質やそれらの背景をもっと濃密にさせて欲しい。また作画も崩れを減らし、音楽も日常とシリアスでメリハリ付けて欲しいものだ。

 

採点

キャラ・・・★★★☆☆

内容・・・・★★★☆☆

作画・・・・★★★☆☆

音楽声優・・★★☆☆☆

11/20点

 

公式サイト

www.hai-furi.com