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紅色の金剛石

サッカー、アニメ、ゲームなどを語るブログ。

【2016春アニメ】前半戦総括

2016年の春アニメが始まり約1か月半。多くの作品で5~6話の放送が終了しました。熊本地震の影響でいくつかの作品が放送中止・延期されました。

本記事では春アニメの新作・再放送作品の前半戦を総括していきます。順番は北海道基準、第1話の放送開始順に並べています。長文注意

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(第4部・第1クール) BS11・日曜深夜0時
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ジョジョ」の第4部。東方仗助たちが、杜王町に潜む脅威に挑む。

4部はこれまでのパートとは違い、「冒険」はあまりせず「日常に潜む危険」と立ち向かうストーリー構成となっている。これは本編のみならず、主題歌にも反映されており、これまでハイテンポだったメロディから一転して、日常系の雰囲気を漂わせるメロディになっている。

序盤6話の内容は、各キャラがスタンドを披露する回がメインだった。スタンド名は3部同様、洋楽由来。個人的には康一の「エコーズ」の回がなかなか面白かった。今後エコーズがどんな場面で使われるかに注目したい。また、4部の戦闘は3部で多く見られた肉弾戦よりも、むしろ1・2部で良く見られた頭脳戦を中心に進行しているのも良い。

円盤CMから察するに、3クール全39話と思われる。ただし「分割」なのか「連続」なのか公式発表はまだない。

 

くまみこ BS11・月曜深夜3時

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田舎に住む巫女・まちが都会の高校に進学するために、クマのナツたちが与える試練をこなす田舎日常系アニメ。

序盤はテンポの悪さから5分アニメでいいんじゃね?と思っていたが、3話を機にテンポが良くなり、面白さが出てきた。色気でごり押ししている印象があるものの、今期内容で勝っているのは本作だと思う。

登場人物は今期の日常系としては少なめ。しかし、内容とキャラの濃さでカバーしており、またまちとナツの2人で話が回っているので問題はない。ナツが都会の知識を何故知っているのかは、あまり気にしない方が良いだろう(あるいは今後、それに関する描写があるだろうか)。また、本作の舞台は「東北(日本海側)」だが、巫女の衣装は北海道の先住民族アイヌに似た雰囲気を醸し出している(原作でも詳細は不明のこと)。

キネマシトラス制作という事もあり作画も安定している。3話の制作協力には動画工房が入っており、細かいところの作画にも力が入っていた。

しかし、今作の最大の売りはやはりED。主要キャラ全員集合で、田舎色も全開の歌詞は、今期のED覇権で間違いないであろう。上手くいけば内容も覇権を握れそう。

 

けいおん!(1/2期再放送、1期) NHK-BSプレミアム・木曜午後6時半

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今期再放送勢の注目作。6年前に社会現象を起こした伝説的日常系アニメ。

主人公の平沢唯が軽音部員と共に武道館ライブを目指す、のが本作の最大目標だが、内容はいたって日常パートがメイン。前半6話は軽音部入部~文化祭ライブの内容だった。

内容も作画もBGMも水準以上。ただ、特筆すべき点が見つからない。強いて言うなら近年の日常系よりストーリーがしっかりしている点か。いずれにせよ、部活動アニメに定評のある京アニの強みが出ているのは評価したい。

ニコニコ漫画内「きららベース」で、原作の無料配信を行っている(※未読)。

seiga.nicovideo.jp

 

クロムクロ(第1クール) BS11・木曜深夜0時

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5話からの途中参戦。初PA・初ロボットアニメ(前にやっていた約2作品はノーカン)。

 450年の時を経て現代に目覚めた青馬剣之介時貞(以下剣之介)と、ヒロインの白羽由希奈(以下由希奈)が、「クロムクロ」を操縦し「鬼」と戦う内容。ただ、剣之介が現代に慣れるまでのいわゆる日常パートなども挟んでいる。

個人的にはCGが苦手だったため今までロボットアニメを避けてきたが、本作はロボットのCGがアニメ絵にうまく溶け込んでいるのに加え、細かい動作まで不自然なく動いている所を評価したい。また、刀をメインに戦うところも評価点。とはいっても、刀を扱うロボアニメも珍しくは無くなっているが。キャラデザも個人的に受けがいいので、気分を害することなく見ることができる。

OP曲はGLAYの「デストピア」。北海道のバンドなので個人的にも応援したくなる。

今後は鬼たちが人間をさらう動機、そして由希奈の父・岳人の消息などにも注目が集まる。

 

ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン(再編集版・第1クール) BS11・金曜午後11時

第1話総括でも述べたように、作画やキャラの動きが非常にチープであったり、アスペクト比4:3と2000年代前半のアニメを意識しているなど独特な作りをしている。

しかし、評価点は上記だけで、内容はいたって普通のバトルアニメ。どちらかというと、ギャグの視点で見た方が楽しみやすい。少なくとも、あのノリが理解できる人でないと楽しむのはきついであろう。

色気要素を含む視点の作画だけ異常に良く、「てーきゅう」を彷彿とさせている。

 

文豪ストレイドッグス(分割2クール・第1クール) BS11・金曜午後11時半

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近代日本の文豪が、異能力を操ってマフィア達と戦うバトルアニメ。

内容もバトルシーンも上出来であるが、「文豪」要素があまり活かされていないのが気になっている。というのも、ところどころに文豪要素は入っているものの、ストーリーに直結していない所に不満を感じている。本作の黒幕と思われる芥川龍之介に関しては、まだまだ謎が多い。1クール目で決着を着けるのだろうか、あるいは2クールかけるのか。

また本作は男性キャラ中心の作品であるため腐女子人気も高い。私は当初「坂本」に集まると予想していたが、本作に集まるのは少々予想外だった。ただおそ松並みに暴れているわけではないので、腐女子関係なく安心して見ることはできる。

 

Re:ゼロから始める異世界生活(第1クール) ニコニコ生放送・午後10時半

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今期のラノベ有力作。主人公スバルが幾度も死にながらも「タイムリープ」能力で問題解決する、異世界転生ラノベアニメ。第1話は1時間SP。

エミリアらヒロイン陣のキャラデザも良く、内容も並みのラノベアニメより上質の出来である。しかし、スバルの上から目線発言や俺の嫁発言は、正直言ってイライラした。また、1話ごとの展開が異常に遅いのも今作の特徴。1話は1時間使わないときついなと感じたが、2話以降は少し巻いても問題なかったと感じた。

声優陣もサブキャラ含め豪華。フェルトは赤崎千夏ということで「わさわさ」した人多数。ただ、エミリアが出てくるたび、めぐみんネタを出張する人が多いのが気になる。

OPはループ仕様で、「中毒になる動画」シリーズとの相性が非常に良い。ただ内容を詰め込む(伸ばす)あまり主題歌が省略されがちなのが不満点。

 

ハイスクール・フリート(はいふり) BS11・土曜深夜0時

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1話終了時に「ハイスクール・フリート」と正式タイトルが公開され周囲を驚愕させた本作。

2010年代より注目を集めている「萌え詐欺アニメ」のひとつ。ただ、昨夏の「がっこうぐらし!」からまだ日が経っておらず、シリアス展開になることが容易に予想できた人も多かった。実際、私も放送前より何かしらのどんでん返しがあると予想していたので、ある意味「予想的中」となった(タイトル変更までは予想外だったが)。

4話までは時風がサバイバルをする内容。ただ、4話で時風が救助されたため一区切りを迎えた。5話以降は武蔵の動向がメインとなり、こちらの展開にも注目が集まる。

ただ、本作では不満点が多く見つかった。まずは日常詐欺をした後の展開である。緊張感のないBGMや岬艦長の職務放棄など、いろいろと引っかかった。BGMに関しては5話でテコ入れが入ったが、やはり不満が残る。他にもシリアス気味なストーリーには似合わない絵柄、方向性が謎すぎる(迷家もそうだが)、航空技術がなぜ発達しなかったのか(設定の大雑把さ)等が、明るみになっている。後半は武蔵だけに時間を使うのかどうかは分からないが、つじつま合わせのために「つまらない展開」にはして欲しくない。

ただ、戦艦やその他乗り物のCG技術は高い水準を誇っている。作画も序盤は不安定だったが、話を重ねるたびに安定しつつあるのは評価点。「萌えアニメ」としては合格点。

 

迷家‐マヨイガ‐ BS-TBS・土曜深夜0時
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水島努監督の最新作。人生やり直しツアーに参加した30人の若者が、納鳴村を舞台に様々な事件に遭遇するミステリー。

本作は「はいふり」と同様、大勢のキャラが登場する。各キャラの参加動機や設定に手を抜いていない所は評価したい。各キャラの回想シーンも作り込まれており、むしろこれだけで時間を要しないか心配するほどである。

ただ、各キャラの人格に難があり、そのため修羅場展開が多い。特にらぶぽん(処刑ちゃん)の「処刑」発言はもはやマジキチとしか言いようがない。また、5話まで作品の方向性が明らかになっておらず、どう楽しめば良いか分からなかった。6話である程度明らかにさせたが、ちゃんと最終話まで持っていくことができるかがどうかはまだ分からない(恐らく1クール完結と思われる)。

主題歌は本作らしくシリアスな仕上がりとなっている。公式絵やOPにおいて真咲の出番が多い。彼女は後半ストーリーにどう関わってくるかも本作の見どころである。

また、公式絵は4枚用意されている。

1枚目 2枚目 3枚目 4枚目

ある順番に並べるとキャラの生存状況を表すらしいのだが、こちらにも注目したい。

 

坂本ですが? BS-TBS・土曜深夜1時半 ※5話放送済み

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イケメン高校生「坂本」が学校内外で起こる問題を「スタイリッシュに」解決していくギャグアニメ。

坂本のスタイリッシュなアクションに大いに笑った。前評判通りの面白さを見せてくれた。個人的には1話で飛ばして2話以降尻すぼみしないかと心配していたが、5話まで失速せず快走を続けた。後半に向けても期待できそうな内容である。超人じみたアクションもそうだが、4話のテレビの中に入るあれは、何が何だかとさえ思った。

もちろん坂本だけではなく、サブキャラの活躍がいい味を出している。女子生徒は豪華声優陣(堀江由衣田村ゆかり等)、本作の本気度が表れている。

制作が前期「このすば」を制作したスタジオディーンということで、作画が崩れないか心配していたが、ここまでは大きな崩れもなく安定している模様。

 

ふらいんぐうぃっち ニコニコ生放送・日曜午後11時→月曜深夜0時
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主人公・真琴が青森へ魔女修行するアニメ。原作は「進撃の巨人」等を連載している別冊少年マガジン(※本作は隔月連載)。

内容はいわゆる日常系で、魔女修行をしつつも女子高生たちの日常シーンがメインとなっている。本作の最大の売りである魔術要素は最初こそ控えめだったが、話を重ねるたびに本格化していった。魔術といっても科学的な要素が混じっており、ファンタジー色は薄めである。

本作の舞台は高層ビルなどのない、いわゆる「田舎」だが、同じく田舎を舞台としている「くまみこ」とは方向性が異なる。同じ田舎アニメでも、くまみこは田舎と都会とのギャップを利用したギャグを中心に描いているが、本作は田舎の雰囲気を描くことに特化しており、また「現代の田舎」感が推されているのが特徴。

また、本作は放送前より弘前市とのタイアップ企画を行っており、いわゆる「町おこしアニメ」の側面を持っている。個人的に、アニメを町おこしに利用することは良いことと考えているので、町おこしに一役買ってほしいものであある。

ニコ生では本来、日曜午後11時放映だが、2~4話は月曜深夜0時に変更された。熊本地震の影響だろうか。なお5話から放送時間が戻っていることにも注意したい。

 

三者三葉 BS11・日曜深夜0時半

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きらら原作*1の最新作。同誌連載最長13年の時を経てのアニメ化となった。

作画は動画工房らしく高水準の出来、特に1話では日常系とは思えない作画で驚かされた。テンポは原作ストックに恵まれていることもあって良かった。主題歌もヌルヌル動いた。またOPはうまるちゃんの人が作詞作曲しているためか、似たような曲調になった。

内容は日常系としては並みの出来。序盤を含めいくつかの原作改変がされているが、特に差し障りなく見ることはできた。ただ、毒が足りなかったり、テンポでごまかしている所が気になった。ニコニコ漫画で原作の無料配信が行われているが、こちらは刺激があり中々面白かった。アニメでも原作ばりの毒が欲しい。

seiga.nicovideo.jp

また、4話では作画の崩れも見られた*2。絵で萌えろというのが日常系だが、内容もしっかりしていなければ良作とは言い難いのも事実。後半の巻き返しに期待したい。三上小又ゆゆ式!」が無かったのも不満だが。

エンドカードはきらら作家が提供。特に2話はあんハピ♪の琴慈が提供し、両作品でエンドカード交流を行った。

 

あんハピ♪ BSフジ・日曜深夜1時25分

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もうひとつのきらら原作アニメ*3

内容は全般的に幸せになることを目指した授業を中心に展開される。先生の性格がどす黒いのは少々いかがなものか。内容と百合要素だけなら三者三葉越えだが、宗教学校じみた授業内容は人を選ぶであろう。作画はシルバーリンクらしく安定しており、大きな崩れもここまでない。

なお本作には(モブを除く)男性キャラは一切登場しない。今期の日常系では本作のみであるので、「難民」ならこちらを見ることを勧めたい。

OPは今期屈指の中毒度を誇る。個人的にOP覇権は本作を挙げたい。

こちらもニコニコ漫画で原作の無料配信を行っている(※未読)。

seiga.nicovideo.jp

エンドカード三者三葉同様、きらら作家が担当。特に2話は三者三葉荒井チェリーが提供し、両作品でエンドカード交流を行った。

 

甲鉄城のカバネリ フジテレビ系列(ノイタミナ枠)・日曜深夜1時45分 ※5話放送済み
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今期のノイタミナ枠。近代日本*4を舞台に、「カバネ」と戦う人間とカバネリたちの物語。

本作は「進撃の巨人」を手掛けたWIT STUSIOの初のオリジナル作品。制作会社の都合上、進撃のパクリとよく呼ばれるが、カバネに襲われた人間が即カバネ化したり、エレンポジのキャラを複数用意するなど差別化はちゃんとされている。ただ挿入歌の使い方や人間のカバネリ不信など、進撃と被る点が少なくないのもまた事実。

方向性はしっかりしているが、後半の展開が全く読めない。それが逆に、後半に期待できそうである。なお本作は1クールである(ノイタミナは来年春まで埋まっており、分割2クール放送しても来年夏以降の放送となる)。

 

田中くんはいつもけだるげ BS11・日曜深夜3時半
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2話より途中参戦。田中くんとヒロインたちの日常を描いた作品。

内容は日常パートに特化しており、ただひたすら癒される。宮野、越前、白石らヒロイン陣も一癖二癖あるキャラを持っているのも良い。また男子高校生が主人公という事で、感情移入しやすいのも今作の評価点。

作画もおおむね安定。高校の校舎が綺麗でかつ現代的でうらやましい。シルバーリンク制作という事なので、後半も安心して見られそう。と言うよりは、激しい動きをしないので崩れることはまずありえないが。

主題歌も癒し効果が高く、30分間癒されっぱなしで見られる。

 

今期の視聴本数は15本(新作13本・再放送2本)。後半も総括記事をうpします。また、印象に残った作品に関しては、個別の感想記事もうpします。

*1:まんがタイムきらら」で連載中。「ゆゆ式」などもこちらで連載中

*2:4話の作画担当はごちうさ1期4話の人が担当している。なおごちうさ側も作画崩壊の疑惑があった模様

*3:まんがタイムきららフォーワード」で連載中。「がっこうぐらし!」等を連載中

*4:OPに日本地図が出る