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紅色の金剛石

サッカー、アニメ、ゲームなどを語るブログ。

【高校野球】高校野球の報道に関する不満など

スポーツ全般

いよいよ来週日曜日(20日)に開幕する第88回選抜高校野球大会。秋季大会で優秀な成績を収めた28校と、神宮大会で優勝した1校、21世紀枠の3校の計32校紫紺の優勝旗を懸けて激突する。ドラフト上位指名が期待される目玉選手の活躍にも目が離せない。

しかし、高校野球日本最大の学生スポーツコンテンツであると共に、問題が数多く浮かび上がっている。特に報道面での問題が多い。今日はその報道に関する不満を挙げていく。

 

高校通算本塁打カウント問題

まずは、各種マスメディアで使われている「高校通算本塁打」について個人的意見を述べたい。

まず、高校通算本塁打は「高校3年間で、練習試合を含むすべての試合で放った本塁打」を示す指標。日本ハム中田翔大阪桐蔭時代に通算4位の87本を放っている。中田翔は現在日本ハムのみならず、侍ジャパンの主軸打者として活躍しているが、1~3位はどうだろうか。

  • 1位・・・神港学園・山本大貴選手(107本)
  • 2位・・・初芝橋本・黒瀬健太選手(97本)
  • 3位・・・神港学園・伊藤諒介選手(94本)

90本越え、という大記録である。しかし、2位の黒瀬選手を除くとプロ入りしていない。なお2位の黒瀬選手はソフトバンクで5位指名され、今年がルーキーイヤーとなる。

2位黒瀬選手は置いといて、1位と3位がプロ入りしていないことを問題視して欲しい。また神港学園のグラウンドは両翼85m、中堅95mという神宮球場びっくりの狭さである。「高校通算本塁打」が指標として機能していないことが明らかになっている。ちなみに現中日2軍監督・小笠原道夫は高校通算0本である。

 

改善案として、「公式戦」限定の通算本塁打でカウントすべきであるのはもちろん、本塁打以外の指標(打率、打点、盗塁など各種記録)も報道すべきである。なんJではすでに当てにならない指標としてほぼネタ視されているが、世間では勘違いする人も少なくないであろう。また、開催された球場の面積も併せて記すのも一つの手であろう。投手では球速や勝利数、奪三振数などよく報道されるのに、打者は通算本塁打しか報道されないという不公平な現象も起こっている。

今後も高校通算本塁打が現在のような報道でされると、高校野球ファンにとってその選手がプロ入り後に裏切られるといったことが何度も起こりかねない(中田は例外)高校野球を楽しむ上で、今後も課題となるであろう。

 

特定選手に対するひいき報道

夏の甲子園を沸かせたスーパー1年生・清宮幸太郎。1年生ながら主軸打者を務め、守備ではファーストを守った。本塁打も打ち、高校野球ファンを大いに沸かせた。

しかし、高校野球の速報番組「熱闘甲子園」を始め、スポーツニュースでは清宮中心の報道ばかり。しかも、試合のない日にも清宮の報道ばかり。優勝投手・小笠原慎之介の扱いがかわいそうに感じるくらいのひいきぶりであった。オコエもかなりプッシュされていたが、走塁能力や守備範囲の広さもあり清宮ほどの持ち上げぶりではなかった。

現・日ハムの斎藤佑樹は優勝投手としてマスコミに持ち上げられたが、清宮は1年生で甲子園に出ただけで持ち上げられる、という酷いものである。1年生だからといって過度に持ち上げず、本来注目されるはずである、23年生の実力ある選手をちゃんと報道してほしいものである。勿論、高校野球は教育の一環でもあるため、それ以外の選手にも目を向けるべきだが。

当時、清宮関連の記事を書いていたのでこちらも参照していただきたい。

ge4457f-trm.hateblo.jp

 

名門校に対する報道

民放中継を中心に、名門校に対するひいき気味の報道が多少気になる。名門校が無名校にビハインドを許している、あるいは負けた際に「名門校が負けた!」「波乱!」という報道が目立つ。高校野球のみならず、学生スポーツは1年毎に選手が大きく入れ替わるため、むしろ妥当といえる結果も少なくないと言える(実力差あっての番狂わせはまだ許せる)。

以下、個人的に問題視した試合の一つに、85回大会の大阪桐蔭×県岐阜商戦を挙げる。

www.youtube.com

県岐阜商は今でこそ高橋純平投手で注目されたが、この年は純平が入学前の大会であり、上位進出の候補にもあまり挙げられていなかった。対して大阪桐蔭は現西武・森友哉が正捕手と務め優勝候補にも挙がっていた(当試合、森は出場していない)。

試合内容は脚注*1を参照。

しかし実況が明らかに大阪桐蔭寄りの実況を行い、試合終了直後に県岐阜商の勝利を讃えるよりも先に「大阪桐蔭敗れました!」と言う始末。3連覇が懸かっていたために余計にひいきされていたが、その世代がたまたまそうだっただけで、「3連覇は甘くない」、と言いたい。

なお、報道に問題があることを述べており、私は決して大阪桐蔭が嫌いではないことに留意して欲しい。

 

これら以外にも連投美化が問題視されていると聞くが、こちらは逆に連投問題視の報道も増えているので割愛する。いずれにせよ、高校野球のみならず学生スポーツは公平に報道して欲しいものである。

 

mainichi.jp

*1:まず1回に大阪桐蔭が先制するも、2回に県岐阜商一挙5点を取り逆転。その後大阪桐蔭が取返し、1点差まで詰め寄った。9回ウラ、大阪桐蔭が12塁でタイムリーを打ったが、県岐阜商の好返球で同点を阻止、2塁走者はヘッスラを試みるも守備妨害とみなされアウト、試合は県岐阜商が勝利した。